アワビの稚貝、成育順調 出荷始まる

アワビの稚貝の出荷作業

 岩手県大船渡市の岩手県栽培漁業協会で19日、アワビの稚貝を出荷する今期の作業が始まった。作業は10月末まで続き、県内外の21漁協に計約400万個を出荷する予定だ。

 県産の天然エゾアワビから昨年4月に採卵し、1年がかりで放流ができる直径2.5センチまで成長した。職員は水槽から稚貝を取り出して計量し、約16万個を県北部の普代村漁協に発送した。

 今年は春先の海水温が高かったことなどから順調に成育し、例年より1週間以上早い初出荷となった。放流したアワビは4年程度で漁獲できる大きさになる。

 協会の坂本晋専務理事は「(出荷作業は)ほぼ手作業で大変だが、よく育ててくれた。岩手の漁業者はアワビに思い入れが強いので、いくらかでも収入につながってほしい」と話した。

 岩手のアワビ漁獲量は日本一を誇る。協会は東日本大震災で全壊した施設を復旧し、2013年9月に生産を再開している。

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