徳島市の障害者施設「れもん」 アート活動広がる

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 知的障害者通所施設「れもん徳島」(徳島市新町橋2)が、利用者がグラスアートや絵画などの制作活動を行うスタジオを同市南新町1に移転させ、これまでの3倍以上に広げた。作品の展示販売ができるようになり、一般向けのアート体験といった催しも新たに実施。一般の人たちに作品を見てもらう機会が増え、利用者の創作意欲向上にもつながっている。

 空き店舗を借りた新スタジオは広さ66平方メートルで、平日に利用者が制作活動を行い、作品を展示販売する。来場者に制作の様子も見てもらえるよう、展示スペースに作業机を設けた。グラスアートの体験も受け付け、利用者が講師を務める。

 多くの人にスタジオを知ってもらうきっかけにするため、日曜日はシェアスペースとして無料で開放し、作家による作品の展示販売やワークショップなどを開く。

 れもん徳島は阿波おどり会館の横にあり、就労移行支援や就労継続支援B型事業として、3階建て施設の1階部分でアート制作と製麺事業を実施していた。スタジオは約20平方メートルと手狭だったことから、両部門の作業効率や衛生面なども考え、出張所として移転させることにした。

 4月に移転し、現在は7人がグラスアートや紙製の米袋を再利用したかばん「コンドワバッグ」などの制作に取り組んでいる。

 絵画の制作に励む宮内悠輔(ゆうほ)さん(18)は「開放的な空間で気持ちよく作業できる。自分の絵の評価を直接聞けて励みにもなっている」と喜んでいる。

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