アワビ稚貝、出荷始まる 県栽培漁業協会

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 県栽培漁業協会(大井誠治会長)の本年度のアワビ稚貝出荷が19日始まり、大船渡市末崎町の大船渡事業所で従業員らが箱詰め作業に精を出した。東日本大震災の津波で施設が全壊し、復旧後の供給は5年目。稚貝の成育は順調で、前年度に比べ40万個多い約400万個を県内外の漁協に出荷する。

 稚貝は昨年4月に採卵したものを同事業所で育て、平均2・5センチになっている。同日は普代村漁協に供給する16万個を、従業員や職員約20人態勢で選別し、箱に詰めた。

 10月末までに県内外21漁協に供給する。同協会の坂本晋(すすむ)専務理事(64)は「本県は漁獲量日本一なので漁業者もアワビに懸ける思いが強い。今年は順調に育っているので漁業者の収入につながってほしい」と願う。

 同事業所は津波で水槽などが全壊。2013年9月に復旧し、13年度から北海道の稚貝を買い取りながら出荷を続け、ほぼ震災前の水準に戻っている。本年度は水温の高さやしけの少なさから、成育は順調だ。

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