朝地町で地割れ20ヵ所、住民避難

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地割れが起きたコンクリートの路面(写真手前)。近くの家の敷地内にも多数の地割れがある=20日午前11時ごろ、豊後大野市朝地町綿田

 豊後大野市は20日、同市朝地町綿田で直径約300メートルに及ぶ円状の地割れが見つかったと発表した。幅は最大9センチ(19日現在)を超えており、1世帯2人が市内の親戚方に日中のみ自主避難している。県と警察、消防が対策を検討しているが、原因は不明という。

 市によると、16日午後3時半ごろ、住民から「自宅の敷地内に地割れが起きている」と連絡があった。市職員が周辺を調べたところ、谷のような地形に沿うような形状で、田んぼなど少なくとも約20カ所で幅1・2~9センチの地割れを見つけた。

 市は19日、3世帯に自主避難を呼び掛け、自治委員や土地所有者らに状況を説明。発生箇所の一部をシートで覆い、5カ所で計器を使って観測を続けている。

 現場は市朝地支所から北西に3キロほど離れた谷あいの集落。一帯は斜面で、段状に田んぼが広がっている。市によると、同地区は1964年に大雨で土砂崩れが起きたという。

 市は確認から公表まで3日以上たったことについて「情報収集や公表の判断に時間がかかった」としている。

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