海のエコラベル提供店、都内で開業 敦賀出身の男性、個人経営店で初

画像海洋管理協議会の認証プレートを手にするレストラン「BLUE」の松井大輔さん=東京都世田谷区画像「BLUE」で提供するシーフード料理の例。右が宮城県産カツオのたたき、左が北海道産ホタテの貝柱のマリネ

 「海の恵み」を守るための食を普及させようと、福井県敦賀市出身の会社経営、松井大輔さん(26)=東京都在住=が、水産資源を守る国際的な「海のエコラベル」の認証を受けたシーフードを提供するレストランを、東京・世田谷にオープンさせた。松井さんは「魚介類を守る取り組みや食材のおいしさを広く知ってもらい、都内で店舗を増やしていければ」と意欲を示している。

 海のエコラベルは、環境や資源管理に配慮した水産物にお墨付きを与える国際組織「海洋管理協議会(MSC)」(本部英国)が認証する。松井さんは2015年12月、敦賀市に日本で初めてMSC認証水産物を扱うサンドイッチ店を開いた。今回は本格的なレストランに装いを変え東京に進出、活動の拠点を移した。

 MSCメニューは都内の一部ホテルで提供されているケースはあるが、個人経営のレストランで本格的に扱うのは初めてという。

 松井さんが経営する会社はMSCに加え、養殖水産物に関する水産養殖管理協議会(ASC)のエコラベルが付いた魚介類を加工、販売するための認証も取得している。

 店では宮城県産のカツオや北海道産のホタテ、カナダ産のロブスターや甘エビなどのMSC認証水産物8種と、ASC水産物2種を、ソテーやフライ、たたき、マリネなどで提供。価格帯は600円台〜900円台。メニューにはMSCとASCのマークを表示し、マークの意味を解説している。

 店名は海をイメージした「BLUE」。席数は24席で、店中央にオープンキッチンがある。認証水産物の調達には、水産大手のマルハニチロなどが協力する。

 メニューにはMSC以外のシーフード料理、パスタ、アクアパッツァなどもあり、いずれ福井県産のシーフード料理も提供したいという。松井さんは「まずはおいしい食事を楽しんでもらい、その上で認証水産物の大切さを知ってもらえれば。競争が厳しい飲食業界だけに、差別化を図り、次は都心で店舗を構えたい」と話している。

 京王線千歳烏山駅から徒歩約8分。

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