大山豆腐、破産開始を決定 負債額は30億円

 東京商工リサーチ横浜支店によると、民事再生手続きの廃止決定を受けていた豆腐製品製造の大山豆腐(伊勢原市)が22日までに、横浜地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約30億円。

 同社は1985年設立。大山豆腐や麦とろ納豆が浸透し、2008年9月期には売上高約44億7千万円を計上したが、過剰な投資や原料の高騰などで資金繰りが悪化した。16年9月期には売上高が約18億7600万円まで落ち込んだ。事業譲渡による清算型の再生手続きを模索したが見込みが立たなかった。

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