東日本中心に30℃前後

23日午後も東北以南の各地は晴れて、東日本の内陸を中心に気温が30℃前後まで上がるでしょう。確かに最高気温の数値だけを見ると7月、あるいは真夏並みという表現を使うことが多いのですが、リアル真夏とは異なる部分があります。

1つは、湿気の多さ。今の時季は気温が高いといっても、湿度が低く比較的カラッとしています。真夏に味わう、あの脱衣所に閉じ込められ逃げ場がなし汗ダラ的空気とは、明らかに異質であるといえます。もう1点は、朝の最低気温が真夏より圧倒的に低い。結局、一日の平均気温に均すと、真夏よりも低くなるのは当然でしょう。「高緯度の西岸海洋性気候における最も暑い日」とよく似ています。

今週後半は、ここ数日のような高温にはなりにくい予想ですが、いよいよ湿気が増えてきそうです。西日本を中心に、気温の数字以上に汗をかきやすいかもしれません。

気象予報士・高橋 和也

画像について:23日の天気予報。

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