全盲のパワフルママが2020へ跳ぶ リオパラリンピック 100m走・走り幅跳び 日本代表 高田千明選手

子育てをしながら2020年東京を目指す全盲の“パワフルママ”高田千明選手。2008年北京パラリンピックの代表落選後、周囲の反対を押し切って結婚。長男の論樹くんを出産した。しかし、出産後から体調が戻らず2012年ロンドンパラリンピックでも代表を落選してしまう。それでも、子供が理由で夢を諦めたと思いたくない一心で競技を続けた。転機はロンドン後に始めた走り幅跳びだった。メキメキと頭角を現し、2016年リオパラリンピックで走り幅跳びと100m走の2種目で日本記録を樹立した。2020年の目標は走り幅跳びで金メダルを獲ること。夫は聴覚障害を持つ、デフリンピック陸上日本代表内定の高田裕士選手。諭樹くんが友達に話していた「ママは目が見えないけど、すごく速く走れるんだよ」という言葉が励みになっている。夫と自分、どちらが先に息子に金メダルをかけてあげるかを競っている。


高田千明(タカダチアキ)

高田千明選手(陸上)

1984年10月14日生まれ 32歳
東京都出身 ほけんの窓口所属

先天性の視覚障がいを持ち、18歳の時に全盲となる。21歳の時に伴走者と出会い、陸上でパラリンピックを目指すようになった。リオパラリンピックでは100mで、日本記録を更新するも予選落ちだったが、走り幅跳びでも日本記録を更新し、見事8位入賞を果たした。

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