ヤギに触れ心豊かに 笠間・みなみ学園

児童が提案、除草にも活用

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ヤギと触れ合い草を与える児童たち=みなみ学園義務教育学校

“よろしくメェー”。4月に開校した小中一貫校、笠間市立みなみ学園義務教育学校(同市南吉原、市毛正明校長)で25日、校内の除草や情操教育に生かす子ヤギ2匹の飼育が始まった。阿見町の茨城大農学部から迎え入れられ、児童たちは早速、草を与えたり、手でなでたりして触れ合った。

飼育のきっかけは、動物全般が好きな1年、赤上大和君(6)の学校への提案。「除草のためにヤギを飼う」というアイデアに、市毛校長らは教育にも役立つとして同学部に貸してもらえるよう打診した。

市教育委員会などによるとヤギを飼う小学校は近年、県内で珍しく、同校と同学部応用動物行動学研究室が連携し、児童にどのような効果があるか調べる。

2匹は雄の「スイ」、雌の「ハナ」でともに1歳。1〜5年生(101人)が協力して飼い、環境体育委員会の児童が除草を兼ねた餌やりなどを担当する。飼育期間は雑草が多い10月までで、来春以降に再び同学部から迎える予定。

この日、スイとハナは軽トラックで運び込まれ、同研究室の安江健教授が、5年生を対象に飼い方を指導。中には恐る恐るヤギに近づく児童もいたが、草や飼料用トウモロコシを与えながら仲を深め、それぞれ自然と笑みがこぼれた。

赤上君は「願いがかなってうれしい。ずっとヤギと一緒にいたい」とニッコリ。同委員会をまとめる5年、田中啓嗣君(10)は「大きい目がかわいい。生き物と同じ時間を過ごすことがないので楽しみ」と声を弾ませた。     (今井俊太郎)

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