坂本さん志継ぎ 慈善の歌や舞踊

 「神奈川歌踊チャリティー大会」が27日、伊勢原市田中の市民文化会館小ホールで開かれた。厚木市や愛川町などの60組80人が演歌や日本舞踊などを披露した。

 チャリティーに熱心だった歌手の坂本九さんが飛行機事故で亡くなったことから、志を受け継ごうと1988年6月から始まった。

 春と秋の年2回開催し、今回で58回目。出演者の参加費や寄付金を県内自治体の社会福祉基金に贈っており、寄付額の合計は約1300万円に達する。大会会長の阿幡倖伎壽さん(79)は「70回を目標に続けていきたい」と話していた。

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