諏訪正晃選手は東京都江東区亀戸の出身で、普段は江東区役所の土木部に勤める31歳の公務員。都市の緑化と生物の保全に詳しく、水辺のまちづくりに取り組んでいる。
高校1年の時、スキーで転倒し脊髄を損傷、車イスの生活になったが、役所の上司からパラカヌーのテストパイロットを頼まれたのをきっかけに競技に取り組むようになる。それまでカヌーの経験はなかったものの、もともと水辺のまちを愛し、まちづくりに関わっていた諏訪選手は“自然の中で行うスポーツ”に魅力を感じ、日々の練習に励み急成長。わずか1年で日本代表に選出された。
2015年と2016年には世界パラカヌー選手権に出場し、2年連続で入賞を果たす。目指すはもちろん、2020年の東京パラリンピックの金メダルだ。
諏訪選手が取り組む新種目「パラカヌー・ヴァー部門」は、アウトリガーと呼ばれる“浮き”が張り出したカヌーに乗りタイムを競う。
諏訪選手は下半身が不自由なため、踏ん張りがきかず、上半身のパワーが必要。
明るくマイペースで独特のキャラクター、インタビュー撮影では江戸弁の愉快な口調で語り、スタッフを楽しませてくれた。しかし、内に秘めた闘志は熱く、やるからには努力することをいとわない。
諏訪正晃(スワマサアキ)
1985年9月26日生まれ 31才
東京都出身
江東区カヌー協会所属・江東区役所土木部勤務
高校1年の時に、スキーで転倒し脊髄を損傷し車いす生活になる。カヌーの経験は無かったものの、わずか1年で日本代表に選出。2015年世界パラカヌー選手権ヴァー部門8位、2016年世界パラカヌー選手権ヴァー部門7位入賞。2020年東京のメダルを目指す。
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