中国、量子暗号通信へ前進

千キロ間で特殊な光子受信

 盗聴不可能な将来の通信手法と期待される「量子暗号通信」の開発を目指し、人工衛星から放出した特殊な「光子(光の粒)」のペアを地上の2地点に配ることができたと、中国の研究チームが16日付米科学誌サイエンスに発表した。量子暗号通信の基本となる技術で、2地点は約1200キロ離れており過去最長。実用化へ前進したという。

 量子暗号通信では、量子もつれと呼ばれる特殊な関係の光子のペアを使う。送信者はこの光子を使って情報を暗号化し、受け手は光子を基に暗号を解読する。途中で第三者が解読や盗聴を試みると光子の性質が変わるため、検知して通信をやり直すことができる。

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