鯨と海の科学館7月再開 山田、津波耐えた骨格標本展示

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 東日本大震災の津波で被災し休館していた山田町船越の鯨と海の科学館(湊敏館長)が7月15日、再開する。展示物の多くが流失、損壊し、多くのボランティアの協力で復旧作業を進めてきた。海と共に生きてきた町のシンボルの復活が、復興へ歩む町民に活力を与える。

 同館は捕鯨の歴史や海の豊かさを伝える町随一の教育・観光施設。鉄骨造り2階建てで延べ床面積は1973平方メートル。館内は海の中をイメージした装飾で、プランクトンや海藻の標本、クジラの毛や内臓といった資料、捕鯨道具など震災前と同規模の約200点を展示する。

 目玉は、一部が泥をかぶったものの骨一つ欠けることなく津波に耐えたマッコウクジラの骨格標本。同館によると、商業捕鯨最後の漁期だった1987年に釜石沖で捕獲されたもので、捕獲時の体長は17・6メートル、体重は60トンあった。骨格標本としては世界最大級とされる。

 小中学生150円、高校・大学生200円、一般300円。祝祭日を除く火曜定休。午前9時~午後5時。7月15日のみ午前10時開館。

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