小泉元首相の母校愛 横須賀・馬堀中70周年式典

 横須賀市立馬堀中学校(同市馬堀町)の創立70周年を記念した式典が17日、同校で開かれた。同校と同校の卒業生で組織する「校友会」が共催し、卒業生ら約150人が参加。思い出が詰まった学びやで旧友との再会を喜んだ。

 正門近くで行われた記念碑の除幕式では、同校10期生で元首相の小泉純一郎さんが「懐かしくこの地を訪れました。この中学校に入学してなかったら今のようにクラシック音楽を好きになっていなかった」と当時の思い出を交えながらあいさつ。高さ約2メートルの石碑がお目見えすると、大きな拍手が沸き起こった。

 記念碑には校歌に加え、3期生で昨年11月に亡くなった文化功労者の島田章三さんが在学中にデザインした校章と、小泉さんが揮毫(きごう)した「馬堀中学校創立70周年記念」の文字が刻まれている。

 除幕式に先立って行われた祝う会で、同校の高橋享子校長は「卒業生は2万1784人を数え、多くの分野で活躍されている。馬堀を愛し、馬堀を育んだ皆さんの熱い思いが現在の本校を形作っています」と述べた。

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