田中専務理事が剣道最高位 範士に

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 剣道の岡山県連盟専務理事を務める田中早苗(70)=岡山市=が、技量や識見、人格に優れた剣士に与えられる最高位の称号「範士」を全日本連盟から受けた。県内では12年ぶりの合格で、現在の保有者は2人のみ。「責任を感じる。肩書に恥じぬよう、努力を続けたい」と表情を引き締める。

 称号は初段から8段までの段位のうち、原則として6段で受審できる「錬士」、錬士を持つ7段が対象の「教士」、教士を持つ8段が受ける範士の三つ。範士は毎年5月に戦績や功績などを書類で審査。7回目の挑戦だった田中は108人のうち、合格8人の難関を突破した。

 岡山東商高で竹刀を握った田中。「相手との駆け引きが面白い」と競技に打ち込んだ。大経大で全日本学生選手権に3度、岡山県警で選手、監督として国体に13度出場。監督を務めた2004年の全日本都道府県対抗優勝大会では岡山を47年ぶり2度目の栄冠に導いた。海外普及のため、欧州で技術講習をしたこともある。

 県連盟で各種大会の計画や運営に携わり、週1回は岡山武道館(岡山市)で子どもたちに稽古をつける。「剣道を通じて礼儀や相手を思いやる気持ちを学んだ。少しでも恩返しになるよう、次世代に魅力を伝えていく」と抱負を語る。

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