陸自と米軍が連携、震災対処訓練 横浜ノースドック

 南海トラフ地震を想定した日米合同の災害対処訓練が25日、横浜市神奈川区の横浜ノースドックで行われた。陸上自衛隊と在日米陸軍から計40人が参加し、海上での支援物資の輸送などの連携を確かめた。

 陸自東部方面隊(東京都練馬区など)と在日米陸軍の共同による災害訓練は今年3月に続き、2回目。和歌山県沖にマグニチュード(M)8超、静岡県沖にM7・3などの地震が立て続けに発生したことを想定し、進められた。

 海上では輸送訓練が実施された。地震により、静岡県沿岸部で建物倒壊や津波による多数の要救助者が発生。ノースドックでは車両や物資を陸揚げできる米揚陸艇(LCU)に緊急車両5台を載せ、取り付ける作業を確認した。

 LCUは25日夜に出港し、26日に沼津海浜訓練場の砂浜に着岸。車両運搬の訓練などが行われる。

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