斎長物産、「北海道フキ」の建材・金物卸事業を譲り受け 道内の住設・建材事業を拡充

 管工機材流通大手の斎長物産(本社・東京都中央区、社長・斎藤具宏氏)は、北海道で建築資材・金物卸事業や鍵事業を手掛ける北海道フキ(本社・北海道札幌市東区、社長・一関修平氏)の一部事業を先週21日付で譲り受けた。北海道で住宅設備や建材分野の商権拡大を図る。

 今回譲り受けたのは、北海道フキが手掛ける建築資材卸事業と金物卸事業の商権。工務店やホームセンター向けなどの商権が多い。

 当該の人員、および石狩市新港南にある在庫拠点(敷地面積3300平方メートル、建屋面積1091平方メートル)を受け入れた。6月21日付で、斎長物産の北海道支店(札幌市東区)営業部傘下に住設建材グループを新設して営業を開始している。北海道フキは存続し、鍵事業を専門で行う。

 斎長物産は、同じ北海道支店傘下にある函館営業所(函館市)や北見出張所(北見市)の営業拠点と連携し、北海道域内で同分野の事業拡大を図っていく方針だ。

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