防災マイスター増員へ 18年度めど、相模原市が募集・認証

 地域の防災リーダーとして神奈川県相模原市が養成し認証している「防災マイスター」について、加山俊夫市長は29日、2018年度をめどに新たに募集・認証する考えを明らかにした。2年前から募集していなかったが、増員で制度のさらなる周知を図り、派遣講座を充実させる。

 同日の市議会本会議で大沢洋子氏(民進・市民)の一般質問に答えた。

 防災マイスターは、市が主催する防災スクールで防災に関する知識・技能を体系的に習得した市民に称号を与え、地域住民の意識啓発の先頭に立ってもらう制度。13年度に始まった。

 「防災士」の資格を得て、これまでに認証されたマイスターは計196人。防災講座の講師を務め、昨年度は延べ124人が派遣され、約3400人を対象に防災知識を広めている。

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