【J1採点&寸評】大宮1-2横浜|マルティノスを抑えてのMOMは決勝弾を沈めたSBに

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[J1リーグ17節]大宮 1-2 横浜/7月1日(土)/NACK
 
【チーム採点・寸評】
大宮 5
自分たちのペースだった前半のうちに得点を挙げられずにいると、後半に相手へと流れを渡す。ミスもあって58分と77分に失点するなど、緩慢さも見て取れた。勝点を逃して、再び降格圏へと沈んだ。
 
【大宮|採点・寸評】
GK
50 松井謙弥 5
キックの正確性を欠き、また飛び出しの判断に多少の疑問符も。59分の1失点目は言い訳の余地もあるが、68分の山中のロングシュートは手が届く範囲だっただけに弾き出したかった。
 
DF
22 和田拓也 5.5
アンストッパブルな齋藤のドリブルに対して無暗に飛び込まず。同サイドの大前などと連係して囲んで、粘り強く守っていた。
 
25 高山和真 4.5
安易な身体の寄せによってウーゴ・ヴィエイラに入れ替わられ、先制点献上に関わってしまう。マルティノスのドリブルにも振られるなど、力量不足を露呈した。
 
3 河本裕之 5.5
水際での激しさ、危機的な状況で身体を投げ出す様は勇気を与える。声を張り上げ、ディフェンスリーダーとしても奮闘した。
 
19 奥井 諒 4.5
味方にパスを合わせられず、味方のパスに合わず。豊富な上下動には頭が下がるが、プレー精度という面で物足りなさが残った。
 
MF
40 茨田陽生 5.5(64分OUT)
周囲と連動しながら攻撃のアクセントになろうとする姿勢は伝わる。効果的なパスも散見されたが、決定機演出はゼロ。
 
15 大山啓輔 5.5
守備面では、ポジション取りと先読みでピンチの芽を事前に潰すシーンも。舵取り役としても前半は機能しており、77分にはセットプレーから菊地のゴールをアシスト。
 
17 横谷 繁 5(83分OUT)
ボールを引き出す動きが少し足りなかったか。周囲を確認しつつ相手を過不足なく追い込むチェイシングは良かったが……。
 
47 岩上祐三 5.5
前線への駆け上がり、内への絞り、齋藤と対峙する和田への援護射撃と豊富なスタミナでピッチを縦横に動く。
 
FW
10 大前元紀 5.5(73分OUT)
献身的なフリーランでDFを引き寄せ、味方のシュートコースを作る。ただ得点なしは寂しく、敗戦という結果も採点を下げる要因となった。

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FW
7 江坂 任 5.5
最終ラインの裏への入り込んだり、中盤に落ちてのポストプレーなど多彩な引き出しを見せた。58分に決定機を迎えるが、シュートは枠に飛ばず。
 
交代出場
MF
16 マテウス 6.5(64分IN)
茨田との交代で64分からピッチに立つと、独特なリズムを刻むドリブルで横浜守備網の脅威に。77分のゴールシーンはマテウスがファウルをもらったことがきっかけ。
 
DF
2 菊地光将 6.5(73分IN)
指揮官の起用に応える好パフォーマンス。力強い守備で相手を封じ込めるだけでなく、77分には大山のFKに合わせてゴールを挙げた。
 
MF
27 黒川淳史 -(83分IN)
プレー時間はアディショナルタイムも合わせて10分ほど。足もとの確かなテクニックを見せる場面もあったが、インパクトは小さい。
 
監督
伊藤 彰 6
菊地を投入して布陣を変更するとともに、交代選手がゴールを奪うなど采配の妙は相変わらず。守備の整備とファイナルサードの精度が改善点だろう。
 
【大宮1-2横浜 PHOTO】アウェーの横浜が大宮の追撃をかわして5連勝!

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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【チーム採点・寸評】
横浜 6.5
相手のボール回しに惑わされることなく、当初のゲームプランを遂行した。完封こそ逃したものの、見事なカウンターから2ゴールを奪って破竹の5連勝。中澤の140試合連続フル出場に華を添えた。
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 6.5
クリーンシートならずも、パフォーマンスは悪くない。気負わず、安定感があり、プレスをいなす様も見事だった。
 
DF
13 金井貢史 6
巧みなポジショニング、献身的な姿勢でチームを下支え。目立つプレーはなかったが、対峙した大宮の左サイドに蓋をした。
 
22 中澤佑二 6.5
鉄人は錆び付かず。指揮官も試合後の会見で「こちらが求めるものに応えようとし、今でもパフォーマンスは向上している」と賛辞を惜しまなかった。
 
2 パク・ジョンス 6
ロングボール、クロスとエアバトルでは存在感抜群。地上戦でのチャレンジのタイミングとビルドアップを伸ばせれば、隣の鉄人に近付けるだろう。
 
24 山中亮輔 6.5 Man of The Match
試合全体としてはなかなか自慢のクロスを披露する場面はなかった。ただ、決勝点となったロングシュートはインパクト大。「マリノスでの初ゴールを奪えてホッとした」。
 
MF
8 中町公祐 6.5
扇原との関係性を上手く築き、中盤で相手に圧力を掛ける。攻撃時の技術力の高さもさることながら、守備時の当たりの激しさは価値があった。
 
6 扇原貴宏 6.5
数多くボールに触れて、攻撃のリズムを作ろうと苦心。ゲームコントロールという点では心強い選手だ。スマートなだけでないプレースタイルも素晴らしい。
 
10 齋藤 学 6
ボールを持つとDFに素早く寄せられ、さらに人数を掛けられたことで沈黙。ひとりでふたりを引き付けている、とポジティブに評価したい。
 
14 天野 純 6
浮いたポジションを取りつつ、左右に動いて大宮守備陣を惑わす。チャンスメイクでは物足りなさもあったかもしれないが、確実にダメージを与えていた。
 
20 マルティノス 6.5
59分に流れを引き寄せる先制弾。コースを射抜くシュート精度もさることながら、相手DFの飛び込みを見逃さずにかわした冷静さも見事だった。

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FW
7 ウーゴ・ヴィエイラ 6.5(84分OUT)
中澤のクリアボールを相手DFの寄せを制して受けると、入れ替わってマルティノスの先制ゴールを演出。得点こそなかったが、質は決して低くなかった。
 
交代出場
FW
17 富樫敬真 -(84分IN)
ウーゴ・ヴィエイラに代わって途中出場。ボールへのアプローチなどゲームを締める役割をしっかりと果たしてみせた。
 
監督
エリク・モンバエルツ 6.5
「大宮がプレッシャーを掛けてくるのは予測していた」との言葉通り、前半は選手たちに我慢させる。疲れが見えた後半にトドメを刺したのはプラン通りのようだ。
 

取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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