梅雨前線の影響で福岡県と大分県ではこれまでに経験したことのないような大雨となっているが、長崎県でも50年に一度の大雨になるなど、九州で大雨のエリアが広がってきている。九州北部地方を中心とした大雨は、あす7日にかけても続くため、引き続き土砂災害に最大級の警戒をし、低い土地の浸水や河川の増水、氾濫などにも厳重な警戒が必要だ。
西日本に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となっている。梅雨前線はあす7日にかけても、西日本に停滞する見込みだ。
福岡県朝倉市では総雨量が550ミリを超え、平年の7月と8月の2か月分に相当する大雨になっているが、長崎県壱岐市でも午前10時40分までの24時間に327ミリの雨が降るなど、7月としては観測史上1位の大雨となっている。
大雨・雷・突風
九州北部地方では、局所的に雷を伴った非常に激しい雨が降っており、大雨となっている。あす7日にかけても九州北部地方を中心に断続的に非常に激しい雨が降り、さらなる大雨に警戒が必要だ。
<7日正午までの24時間に予想される雨量(多い所)>
九州北部 200ミリ
九州南部 120ミリ