バンクーバーとソチのパラリンピック2大会で3つの金メダル(チェアスキー 滑降・スーパー大回転)を獲得した狩野亮選手は来年の平昌大会でも、虎視眈々と3大会連続となる金メダルを狙っている。そんな狩野選手、「スキーヤーの夏は忙しい、夏だからやらなくてはならないことがある」と言う。
夏の課題はどんな斜面でも対応できる体づくり。関節の可動域を広げるストレッチは地味ながら地道な努力が必要となる運動、「僕にとって、オフトレは暑さが一番つらい。寒さだったらマイナス20度でも全然頑張ります。」と苦笑いしながら語ってくれた。
自分の滑りに関しては「反省はしますけど、後悔はしない。どんなコースであろうとその時のベストが出たら結果がダメでも仕方がない。」と話す心の中は、長年競技を続けてきたが所以の覚悟が見える。
地道なトレーニングの中、後悔をしないための途方もない努力の証が、額をつたう汗に滲み出ていた。
狩野亮(カノウアキラ)
1986年3月14日生まれ 31才
北海道出身 マルハン 所属
小学3年生の時に交通事故で脊椎を損傷、両下肢の機能不全となる。バンクーバーパラリンピックではスーパー大回転で金メダル、ソチパラリンピックでは滑降とスーパー大回転で金メダルを獲得。平昌パラリンピックでは3大会連続のメダル獲得を目指す。
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