ブラインドスイマーを支える名タッパー 寺西真人さん(視覚障がい水泳のタッパー)

視覚障がいのスイマーの活躍を支える人がいます。選手たちに必要不可欠な“タッパー”と呼ばれる存在。タッパーとは叩く人という意味。練習や試合の時、特殊な棒を使って目の見えない選手の頭や体の一部をタッピングし、ターンやゴールまでの距離を知らせる重要な役目を担います。

タッパー歴25年の寺西さんは、選手に合わせて絶妙のタイミングで合図を出す名タッパー。これまで数多くのメダリストや日本代表選手を育ててきました。タッピング棒を試行錯誤しながら改良し、その日の選手の体調やクセに合わせて「ここぞ!」というタイミングで合図を出し、ベストタイムを引き出します。「選手の人生がかかっていますから、ミスは許されません」と語る寺西さん。100分の1秒を競う水泳競技、選手とともにプレッシャーと戦い、2020年の東京パラリンピックでメダルの獲得を目指します。


寺西真人(テラニシマサト)

寺西真人さん(視覚障がい水泳のタッパー)

1959年7月26日生まれ 57才 東京都出身
筑波大学附属視覚特別支援学校教諭
日本身体障がい水泳連盟競泳技術委員

視覚障がいのスイマーにターンやゴールのタイミングを知らせる名タッパー。
体育の教師をしながら数々の選手を育て、支えてきた。
パラリンピックで5つの金メダルを獲得した河合純一さん、リオパラリンピック銀メダリスト木村敬一選手、小野智華子選手など、数々の選手を指導。選手と二人三脚で2020年の東京パラリンピックを目指す。

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