湘南ひらつか七夕まつり開幕 各種催しで盛り上げ

 神奈川の夏の風物詩、第67回「湘南ひらつか七夕まつり」が7日に幕を開け、初日は恒例の「七夕おどり千人パレード」を皮切りに各種イベントが繰り広げられた。最終日の9日まで、他にも多くのイベントが予定されており、市内はお祭りムード一色に包まれる。

 パレードは、ことしの織り姫に選ばれた、浴衣姿の3人に先導されるようにスタート。27団体1051人が踊り歩いた。

 2020年の東京五輪・パラリンピックの事前キャンプを開催する平塚市と交流を深めるため、6日に来日した北欧リトアニアのダンスチームが浴衣を身にまとって歩く姿も。7日午後のステージでは華麗な演技を披露した。

 ことしの装飾は、秋篠宮家の長女眞子さまの婚約内定を祝うものや、将棋の最多連勝記録となる29連勝を達成した藤井聡太四段をたたえたものなどが並んだ。見上げた観光客らは「吹き流しが涼しげ」「見応えがあるね」などと話しながら楽しんでいた。

 主会場近くの見附台広場では「七夕プロレス」が開催され、昨年まで織り姫を務めた、プロレスラーで平塚市出身の松本浩代さんらが出場。約4千人が見守る中、松本さんは地元にちなんだ必殺技「東海道落とし」を見事に決め、熱い声援に応えた。

 市内飲食店など21店舗による、七夕をテーマにした料理の販売も始まった。「七夕たからいちグランプリ」と題し、来場者の投票によって9日の最終日には新たな「ご当地グルメ」の頂点が決まる。

 また8日には、元プロテニス選手の松岡修造さんらが出演する盆踊りステージや音楽隊のパレードなどを予定。9日には七夕ウエディングや、ライブなども開催し、会場ににぎわいを添える。

 問い合わせは、開催本部電話0463(36)2288(9日までの、まつりの開催期間のみ開通)。

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