七夕に手延べそうめん給食

 「そうめんの日」の7日に合わせ、南島原市は特産手延べそうめんを使った給食を市内の小中学校で提供し、全国2位の生産量を誇る古里自慢の産品を子どもらが味わった。

 地元の特産品を再認識してもらおうと、2011年から毎年実施している。今回は5~7日と20日に全小中学校で冷やしそうめんやスープ、グラタンなどを用意する。

 加津佐町の市立加津佐小(福田清文校長、159人)では7日、オクラや錦糸卵を使い天の川に見立てた「そうめん汁」などを提供。校内放送で特産のそうめんの生産量が全国2位と説明を聞いた2年の岩田悠雅君(8)は「全国2位はすごい。びっくりした。そうめん屋さんたちは頑張って1位になってほしい」と話し、おいしそうに麺をすすった。

 平安時代、宮中で七夕の儀式にそうめんを食べて健康を祈ったことから、全国乾麺協同組合連合会が7月7日をそうめんの日と定めている。

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