亀海喜寛がミゲル・コットと対決

8月26日、Sウエルター級で世界初挑戦

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WBOスーパーウエルター級の王座決定戦で世界初挑戦する亀海喜寛

 持ち味の強打で高い人気を誇る、元東洋太平洋ウエルター級チャンピオン亀海喜寛(帝拳)が8月26日、米カリフォルニア州カーソンで、元4階級制覇王者のミゲル・コット(プエルトリコ)を相手に初の世界戦に臨む。

 懸けられるタイトルは、世界ボクシング機構(WBO)スーパーウエルター級の王座決定戦。キャリア豊富な34歳がようやく晴れ舞台に立つことになったが、コットはボクシング史を飾る名ボクサー。どのような展開になるか非常に興味深い一戦だ。

 亀海は札幌市出身で、アマチュア時代から破格の強打者として知られた。2005年11月、デビュー戦でTKO勝ちした後、頭角を現す。

 10年4月、日本スーパーライト級王座を獲得。13年12月には東洋太平洋王座を奪い、世界への期待感を集めた。しかし、本場のレベルは相当に高く、頂点をあきらめかけた時期もあった。

 その男に素晴らしい朗報がもたらされた。頂点を狙う舞台が決まったのである。

 しかも相手はあのコット。中量級史を代表するボクサーの一人で、これまでマニー・パッキャオ(フィリピン)、フロイド・メイウェザー(米国)らのスーパースターとスリリングな熱戦を残している。

 戦績は40勝(33KO)5敗で、KO率は7割以上。好戦的なファイターで、接近戦では無類の強さを発揮する。将来のボクシング殿堂入りは確実と見られる世界的なスターである。

 不安材料は36歳という年齢か。15年11月、サウル・アルバレス(メキシコ)に敗れて以来、1年9カ月ぶりの復帰戦となる。

 全盛期は既に過ぎており、スピードも鈍ってきた。記者会見では強気に「いつものように気持ちを込めて闘う。再びこういう舞台に上がれて感激している。カメガイの強さは分かっている。それでも最後に勝つのは私しかいない」と力強く勝利を宣言した。

 亀海もはやる気持ちを抑えられない。「最初に名前を聞いたときは興奮しました。コットは大ファンだったし、闘えるのは光栄です。でも、時間がたつにつれ、落ち着いてきました。勝つためにリングに向かいます」と頼もしい発言を残した。

 戦績は27勝(24KO)3敗2分け。果たして、集大成の一戦で存在感を証明できるか。(津江章二)

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