女優・生稲晃子さん、がん検診呼び掛け 横浜

 がん検診を呼び掛ける啓発イベントが9日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区の商業施設で行われ、女優の生稲晃子さんらが自身の体験を踏まえて受診を呼び掛けた。

 生稲さんは2度の乳がん再発を乗り越え、現在も治療を続けながら活躍中。足を止めた買い物客らに「忙しい世代こそ検診を。日々頑張っている自分へのご褒美と思って受診してほしい」と訴えた。

 イベントは厚生労働省主催、県や横浜市など後援。東大医学部付属病院の中川恵一准教授は、定年延長の拡大や女性の社会進出により、新規がん患者の約3割が働く世代だと現状を解説。企業のがん対策や働きながら治療する環境の重要性を説いた。

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