
九州北部の豪雨で、福岡市は13日、福岡県朝倉市の民家敷地で発生した災害廃棄物の受け入れ支援を始めた。汚れた家財道具などの廃棄が進み、朝倉市が自力での処理は難しいと判断したため。北九州市も近く受け入れる予定で、今回の豪雨で広域処理は初めて。同様に被害を受けた同県東峰村の廃棄物も、福岡市と同県久留米市が受け入れる方向で調整している。
一方、福岡、大分両県の豪雨による死者は計29人となり、朝倉市では約20人と依然連絡が取れていない。自衛隊などは捜索を続けている。
国土交通省と福岡県は13日、朝倉市内の河川に堆積した流木の実地調査を開始。撤去方法を検討する。