秋園鋼材の本社・工場・倉庫、浦安鉄鋼団地に移転 茨城に「カットT形鋼」の加工拠点

 カットT形鋼(カットT)メーカーであり一般鋼材加工業の秋園鋼材(社長・外園秋信氏)は、本社・工場・倉庫を浦安第2鉄鋼団地内に移転するとともに、茨城県笠間地区にも新たに「カットT」の加工拠点を開設。7月から新体制での業務を開始した。

 これまで20年近くにわたって使用してきた浦安市千鳥地区の本社工場(約1千坪)については、食品事業やスパ&ホテル事業を手掛ける大手に売却。その代替地として浦安第2鉄鋼団地内と茨城・笠間地区(いずれも賃借地)に拠点を設けた。

 新「本社事務所/浦安倉庫」は、加藤鉄鋼の浦安第二倉庫内(千葉県浦安市港45)の事務所棟と構内の一角(約150坪)を賃借。ここに、千鳥の工場から孔あけ&切断複合機(ドリルソー)、自動開先加工機、帯鋸盤(バンドソー)といった加工設備を移設した。

 一方「笠間工場」は、関本由太郎商店(茨城県笠間市稲田2175)の構内の一角(約350坪)を賃借。ここでは主にカットTを製作する。

 新「浦安倉庫」では各種一般鋼材類の切断や穴あけ、ガス加工を手掛けるほか、スペースの一角を笠間工場で製作したカットTの中継ヤード機能としても活用する。

 新体制は6月末までに整えた。新本社の電話番号は047―354―9221または711―3727。FAX番号は047―354―9223。

 同社は浦安鉄鋼団地内をはじめ首都圏近郊の商社、二次流通(特約店)などを主たる取引先とし、きめ細かい加工品の即納対応力に定評がある。

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