水瀬きいの突撃インタビュー! vol.4 ナレイン・カーティケヤン選手

 2017年からオートスポーツwebナビゲーターに就任した水瀬きいさんが、日本で活躍するレーシングドライバー&関係者に突撃インタビュー。第4回は全日本スーパーフォーミュラ選手権にTCS NAKAJIMA RACINGから参戦しているナレイン・カーティケヤン選手に突撃しました。

 カーティケヤン選手はインド出身で、2005年と2011年、2012年にF1で走った経験を持つドライバーです。2017年シーズンでスーパーフォーミュラ参戦4年目を迎えますが、日本のレース初参戦は実は2001年のフォーミュラ・ニッポンなんです。

 長く日本のレースに参戦しているカーティケヤン選手ですが、メディアの露出は思いのほか多くない印象。また彼のプライベートも謎に包まれていると感じるファンも多くいるとかいないとか。果たして彼はどんなドライバーなのか? それでは水瀬さんとカーティケヤン選手のやり取りをどうぞ!

☆  ☆  ☆  ☆

 サリュー! オートスポーツwebナビゲーター水瀬きいです☆

 第4回はスーパーフォーミュラにTCS NAKAJIMA RACINGから参戦するナレイン・カーティケヤン選手に突撃です!

 ホンダとトヨタから参戦経験のある謎多きナレイン選手。カレーチェーン店のココイチ通いの噂は本当なのでしょうか!?

インタビューの始まりはクールに答えるナレイン・カーティケヤン

水瀬きい(以下Kii):スーパーフォーミュラはフォーミュラ・ニッポン時代を除いては4年目ですね。今年はナカジマレーシングでどうですか?
ナレイン・カーティケヤン(以下NK):元々はトップチームのナカジマレーシングだけど、ここ数年はまずまずの結果だった。今はトップチームに戻っている最中だ。より良くしていきたいね。僕にはたくさんの経験があるし、チームとしても個人としても今年はより良い仕事をしようと思っている。鈴鹿は少し不運に見舞われてしまい、岡山の予選も思い通りにいかず苦戦した。これからというところだよ。

Kii:母国のインドではスーパーフォーミュラは知られていますか?
NK:僕が来た2014年はインドのテレビでライブ放送されていた。みんな僕のことを見ていてくれたからスーパーフォーミュラを知っているよ! タフな選手権だし選手権のクオリティやレベルも本当に高いもので興味を持ってくれていると思う。

Kii:噂で耳にしたのですが、カレーチェーン店のココイチによく行くんですか?
NK:よくじゃなくてたまにね!

Kii:日本のカレーとインドのカレーはどう違うの?
NK:見た目は似ているけど味が違いすぎてなんと言っていいのか……。日本のカレーも好きなんだけど日本のカレーは“英国カレー”だね。スパイスも調理法も何もかもが違うんだ。ココイチも好きだよ。

Kii:ココイチに行く時は何を注文するんですか?
NK:チキンカツレツカレーだね。辛さのレベルは7にして注文しているよ。

Kii:それってとっても辛くないですか? インドのカレーも辛いの?
NK:インドのカレーはまったく辛くないよ。でも日本では7辛を食べるんだ。きいは何辛を食べるの?

Kii:きいは4辛か5辛を食べます。
NK:4辛や5辛でも悪くないね! ほとんどのメカニックは1辛を食べているよ。お子様だよね(笑)。

カレーの話以降テンション高くインタビューに答えるナレイン・カーティケヤン

Kii:インドでモータースポーツは有名ですか?
NK:僕がF1に行った時は目立っていけど、今はそれほどかもしれない。

Kii:インドにもモータースポーツの選手権はありますか?
NK:MRF2000というF3のような感じの選手権があるよ。何人か日本人も参戦していた。日本の冬はとっても寒いけど、インドは暖かいからね。去年はGP2(現F2)の松下信治や片山義章が乗ってたよ。(後から片山選手に聞いたところ、ナレイン選手の紹介でインドの選手権への参戦に至ったそうです!)

Kii:今はどこに住んでいますか?
NK:インドだ。いつもレースウィークは水曜日に日本に来て、月曜日に帰るんだ。

Kii:時差ボケはありますか?
NK:“チョットジェットラグ”(笑)。だけど、9時間のフライトだから機内で寝ることができるんだ。だから大丈夫だよ。 ※ジェットラグ=時差ボケ

Kii:今シーズンの目標は?
NK:ナカジマレーシングをトップチームへ戻すために、僕がいい結果を残さなければならない。そのためにたくさんプッシュしていくよ。表彰台が私にとっては最高の場所だから、まずはそこに行かなないといけない。とてもタフな選手権だから、ここで上手くやっていくことは僕も成長することができるということでもあるんだ。だから挑戦するよ。

Kii:ありがとうございました!

 ナレイン選手はインタビューの開始直後はクールに話していましたが、カレーの話以降テンションが高く、インタビュー終了後もしばらく話し続けてくれました。

 楽しいドライバーでした\(^o^)/

© 株式会社三栄