ジブリ・レイアウト展開幕

 高畑・宮崎アニメの秘密がわかる「スタジオジブリ・レイアウト展」(長崎新聞社、NIB国際テレビ、長崎県美術館主催)が15日、同市出島町の県美術館で開幕。約千人が入場し名作アニメ誕生の「現場」を堪能した。

 同展は"長崎ジブリイヤー第2章"として「ジブリ大博覧会」に続き開催。アニメ制作の「設計図」とされるレイアウト全33タイトル約1400点を展示し、高畑勲、宮崎駿両監督らの名作誕生の背景を伝える。

 午前10時の開場前に約100人が並ぶ人気。開場すると入場者は早速、音声ガイドを耳に当て、作品を鑑賞。宮崎監督の「風の谷のナウシカ」などの直筆レイアウトに見入っていた。撮影コーナーでは、若者らがトトロやポニョの絵と一緒に写真に納まっていた。関連グッズ特設ショップでは、おみくじ付きの小トトロ人形が人気だった。

 長崎市内の会社員の女性(27)は「大博覧会よりレイアウト展の方が見応えがあった。技術面がよく理解できた」と感想。西彼長与町の会社員の男性(55)は「制作現場の雰囲気を感じた」と話していた。同展は9月3日まで(7月24日休館)。

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