金網でイノシシ対策 砺波・般若地区

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 イノシシによる農作物被害を防ぐため、砺波市の般若地区鳥獣被害防止対策協議会は16日、同市の赤坂霊園周辺などに、市内では初めてとなる金網製の防御柵を約600メートルにわたって設置した。作業には住民約40人が参加し、対策の強化に汗を流した。

 般若地区では昨年度末までに約5・6キロで電気柵を設け、イノシシに対抗してきた。今年度は新たに山際や市道沿いなど、電気柵で対応するのが難しい場所に金網柵を導入した。

 市によると、金網柵は従来の電気柵に比べて10倍以上の設置費用が要り、施工も難しい。しかし、毎年設置と撤去が必要となる電気柵とは違い、金網柵はいったん設置すると約20年は持ち、管理も周辺の除草や見回り程度で済むため、利便性が高い。

 この日は、参加者がグループに分かれて道路の山側に支柱を打ち込んだ後、高さ約1・2メートルまで金網を取り付け、それぞれをつなげた。協議会の牛古一善会長(般若自治振興会長)は「地区へのイノシシの侵入がかなり防げるようになる」と話した。

 赤坂霊園周辺では、クマの目撃情報も寄せられているため、関係者は、クマ対策としても一定の成果が上がるのではないかと期待している。来年度は県砺波青少年自然の家周辺にも金網柵を設置する予定だ。

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