宮城のホヤ東京でPR 「女子会」が魅力発信

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インターネット上に掲載するため、女子会で提供されたホヤ料理を撮影するサポーター

 東京電力福島第1原発事故の風評被害の影響を受ける宮城県産ホヤの味を全国に伝えようと、県内外の「ホヤ好き女子」が都内を中心にPRに乗り出した。県産ホヤは事故前に7割を消費していた韓国の禁輸措置を受け、昨年から一部の廃棄処分を始めた。消費拡大を図るとともに、日本国内に多くのホヤ好きがいることを生産者に伝え、安定供給につなげる狙いもある。

 13日夕、都内のホテルのレストランで、8月末まで提供されるホヤの湯引きなどを味わう「女子会」があった。

 参加した3人は「ホヤサポーター女子」。PR活動の実績があり、県東京事務所が情報発信に協力してもらおうと結成を呼び掛けた。池袋の県アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」で調理実演をするほか、水産庁への消費拡大要望に取り組む。

 仙台市出身で都内在住の料理研究家青木敦子さんは、女子会でホヤのバター焼きを食べ「ホヤは油との相性がいい」と評価。「タウリンが含まれ、夏バテに効果がある」と栄養価にも太鼓判を押した。

 テーブルにはホヤのアヒージョの缶詰も並んだ。開発した宮城県南三陸町の地域おこし協力隊員、中村悦子さんは「殻むきから缶詰めまで全て手作業。漁師のお母さんたちが朝早くから一生懸命作業してくれる」と感謝の気持ちを語った。

 宮城県漁協は昨年度、販売を見込んで生産したホヤ約1万3200トンのうち約7600トンを処分した。一方、国内販売は過去最高の約5600トンを記録するなどホヤ消費は拡大しつつある。県は「昨年はだぶついていたが、今年は首都圏の一部で逼迫(ひっぱく)感が出てきた」と指摘する。

 サポーターメンバーで愛好家でつくる「ほやほや学会」(石巻市)の田山圭子会長(埼玉県)は「韓国でも国内生産が急増している。禁輸が解けても韓国ばかりに頼れない」と国内消費の広がりに期待する。

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