<楽天>梨田監督一問一答「岸加入効果大きい」

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コボパ宮城で指揮を執る東北楽天の梨田監督。「前半戦は出来過ぎ」と振り返る

◎プロ野球後半戦へ 梨田監督に聞く(下)

 東北楽天の梨田昌孝監督は、首位で折り返した前半戦を「岸が加入した効果は大きい」と振り返り、「優勝を口にするのは早い。伸び伸びと戦ってほしい」と後半戦へ向け選手に求めた。

 -前半戦を貯金26で終えた。

 「正直言うと、超出来過ぎ。開幕当時は(岸のインフルエンザ感染や安楽の故障で)投手が足りずどうしたものかと思っていた。しかも開幕戦はオリックスの金子が相手。打ち勝つ野球、点を取れる打線にしようと、2番ペゲーロ、セカンド銀次という策を講じたことが、功を奏した」

 「開き直りというか、人間は逆境にならないと良い知恵が出ない。(開幕前に)投手にアクシデントがあったことが、一つの分岐点になったかもしれない」

 -投手陣も充実している。

 「岸の加入が大きい。昨季は則本が孤軍奮闘だったが、今季は連続する3連戦に則本か岸を入れられる。開幕戦で窮地を救ってくれた美馬も存在感を出し、しっかりとした3本柱ができた」

 「救援陣も序盤は森原が頑張り、最近は高梨がいい。昨季は登板過多だった福山をいい形で使えている。松井裕も去年より球に力があり、走者を出しても抑えられると、本人も手応えを感じている」

 -打順や外野の守備位置など、チーム戦略室やコーチの意見を取り入れ、新しい野球をしている。

 「うちの球団は(打球速度などを測定する)トラックマンをいち早く導入した。うまく生かせない面もあったが、今季はさまざまなことを話し合い、考えながら取り組んでいる。データがあっても、プレーするのは選手。コーチがデータを見ながら外野の守備位置を指示するなど、スムーズに機能している」

 -18日からの後半戦は、過密日程が組まれている。

 「前半戦はゆったりした日程にも助けられた。後半が大変なのは分かっていたこと。選手が疲れないよう工夫し乗り切りたい。先発の柱が4本、5本になれば、土台がよりしっかりする。安楽や釜田らが入ってくると助かる。救援陣では高梨が機能すれば、福山、ハーマンを休ませられる」

 -打線では茂木の復帰が待たれる。

 「島内が1番に回り、よくやっているが、その分下位打線が薄くなる。茂木が早く帰ってこないと得点能力が低くなる。岡島も頑張っているが、本当は3番に本塁打を2桁打てる選手を置けるようになればいい。アマダーは打率2割ちょっと、本塁打8本では中軸は厳しい」

 -近鉄と日本ハムでチームを優勝に導いた。今後、大切なことは。

 「まずは、いい野球をすることだ。おのずと勝つ確率が高くなる。優勝は皆が思っていることだろうが、まだ口に出すのは早い。心に秘めながらやっていけばいい。あまり硬くならず、伸び伸びと戦ってほしい」

 -ファンの期待も高まっている。

 「コボパ宮城に毎試合、多くのファンが足を運び、劣勢でも帰らずに声援を送ってくれている。本当にありがたい。最後まで大声援をいただけることが、われわれにとって一番だ」

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