【J2採点&寸評】名古屋1-0山形|珍しい勝ち方は地力がついた証か。今季初ゴールのFWをMOMに

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 [J2リーグ23節]名古屋1-0山形/7月16日/パロ瑞穂
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 6
このチームのスタイル、哲学を思えば珍しい勝ち方。しかし猛暑のゲームを粘り強くしのぎ切り、ワンチャンスをものにする気迫は頼もしさも感じた。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
18 渋谷飛翔 6
時折リスキーなボールさばきやハイボールへの対応に冷や冷やしたが、セービングは安定していた。

DF
15 宮原和也 6
押し込まれる展開では粘り強さを、後半のオープンな展開では大きな動きとボールロストの少なさでチームに貢献。
 
13 磯村亮太 6
新潟移籍前の最後となる試合を何とか勝利で決めた。気合い十分の対人プレーと判断力を失うチームは何とも頭が痛いところ。
 
3 櫛引一紀 6
久々のセンターバック起用にややギクシャクしながらも粘り切った。持ち前のアグレッシブな守備を抑え気味に、ゴール前をプロテクト。
 
36 酒井隆介 6
突然の左サイドバック任命に応えた。後半には前線での突破など軽快な動きも見せ、対応力を誇示した。

MF
7 田口泰士 6.5
トップ下、インサイドハーフと終止高い位置でのプレーを継続。守備で後ろに重たくなるチームを前線でタメを作って必死にサポート。

8 ワシントン 6 
押し込まれた時間が多く、後方でのプレーがほとんどだったが、対人の強さで無失点に貢献。

17 小林裕紀 6.5
インサイドハーフに移ってからのプレーが際立った。前線でのディフェンスと攻撃のサポートで今までにない存在感。先制の起点となるスルーパスも。
 
27 杉森考起 6 (67分OUT)
多勢に無勢の前半だったが、独力突破でチームを援護。出場時間は長くはなかったが、着実に主力の力強さは見せられるようになってきている。

FW
11 佐藤寿人 6 (86分OUT)
突発的なチャンスメイクにしっかり反応し、素晴らしいアシストクロスを提供。1トップとしても奮闘した。
 
19 押谷祐樹 7
MAN OF THE MATCH
決勝をマークしただけでなく、90分を通して攻守のバイタリティがすさまじかった。ようやく出た本来のパフォーマンスは今後のチームにとっても重要。

交代出場
FW
9 シモビッチ 6(67分 IN)
前線の起点としてのプレーぶりは別格。ボールを収める力と得点への期待感は、追いすがる相手にとっては厄介そのもの。
 
FW
25 杉本竜士 ―(86分 IN)
終盤のもうひと踏ん張りを後押しすべく投入。ボールを持っただけで場内が沸くキャラクターはそれだけでも価値がある。

監督
風間八宏 6
苦しい台所事情を何とかやりくりし、連敗を止めることに成功。内容に不満は残るだろうが、勝利が何よりの薬となるはず。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 

【チーム採点・寸評】
山形 5
前半の攻勢の時間帯に勝負を決められなかったのが敗因。決定力を含めて押し切る力が足りなかった。
 
【山形|採点・寸評】 
GK
1 児玉 剛 5.5
1失点はGKとしてはノーチャンスか。守備陣としてはおおむね堅固さを保ったが、ワンチャンスに泣いた。
 
DF
20 茂木力也 5.5
右サイドを精力的に上下動し、攻守に存在感。しかし決定機をチームが決められずに苦杯をなめた。
 
15 加賀健一 5.5
守備組織を緊密に保ち続けたが、ワンチャンスで情勢をひっくり返された。個の守備としては安定していた印象。
 
5 菅沼駿哉 5
シモビッチが入るまでは制空権を掌握。パワフルな対人守備でも存在感を見せたが、失点の場面は駆け引きに負けた。
 
27 高木利弥 5.5 (83分OUT)
左サイドバックから右サイドハーフまでバイタリティあふれるプレーぶり。しかし決定的な仕事はできず。
   
MF
8 風間宏希 5.5(67分OUT)
前半の攻勢の時間帯は攻撃の全権を掌握。後方でボールをさばき、チーム最多の3本のシュートを放つも決定打を欠いた。
 
14 本田拓也 5
中盤で運動量豊富に動きまわり、攻守のリンクマンとして奮闘。身体を張ってチームを鼓舞したが、勝利には導けず。

10 鈴木雄斗 5
風間と並んでチーム最多の3本のシュートを放ち、決定的な場面もあったが決められず。あと一歩の決定力が欲しかった。
 
25 汰木康也 5
得意のドリブルも見せ場なく、タフな展開の中に埋もれた。攻撃のアクセント役としてもうひとつ仕事がしたかった。
 
16 佐藤優平 5.5(60分OUT)
前半のハイプレスの先導役として精力的なプレーを見せたが、先制されてからは空回り気味に。セットプレーのキッカーとしてはまずまずの動き。
 
MF
11 阪野豊史 5.5
高さでは相手の最終ラインに勝る強さを見せたが、その次のシュートに持ち込むところまで行けず。
 
 交代出場
MF
17 中村 駿 5(60分IN)
展開を変えるゲームメイクを任されたが、運動量の落ちるチームを操りきれなかった。
 
MF
13 石川竜也 5.5(67分IN)
セットプレーのキッカーとして正確なチャンスメイクを見せるも一歩及ばず。
 
FW
26 永藤 歩 -(83分IN)
後半アディショナルタイムに決定機を迎えるも、シュートは惜しくも枠の外。仕事をし損ねた。
 
監督
木山隆之 5.5
しっかりと名古屋対策を練り、戦術的な落とし込みも抜群。前半の序盤で勝負を決められたチャンスはあったが、しのぎ切られた。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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