「村魚」にジンベエザメ 沖縄・読谷 美ら海水族館にも提供

 沖縄県読谷村は村魚をジンベエザメと決め、石嶺傳實村長が16日、「第21回おさかなフェスタ」に合わせて村漁業協同組合で発表した。都屋漁港沖の大型定置網によく紛れ込むジンベエザメ。沖にある直径30メートルのいけすで飼育され、ダイビングなど観光の目玉として定着している。沖縄美ら海水族館のジンベエザメが「読谷出身」であることを村内外に広め、さらなる観光漁業の発展につなげたい考えだ。

 県魚グルクンのほか市町村魚はマグロ(那覇)、カツオ(本部)、ヨナバルマジク(与那原)、カジキ(与那国)など19市町村で制定されており、読谷のジンベエザメは20番目。村漁協の金城肇組合長は「美ら海水族館のジンベエザメやマンタが読谷出身であることを村内外に周知したい」と意欲を示した。

 定置網にジンベエザメが紛れ込むのは1990年代から年間数匹から数十匹。メスは繁殖に取り組む美ら海水族館に提供され、オスの多くはタグを付けて海に戻す。このほかは、いけすでダイビングやシュノーケルなどの観光に活用されている。村漁協は村魚制定を記念して18日から1週間、通常2500円の「ジンベエザメグラスボート」を先着30人に500円で提供する。

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読谷村魚に制定したジンベエザメをPRする読谷村の石嶺傳實村長(後列左から4人目)と村漁業協同組合の金城肇組合長(同5人目)ら=16日、読谷村都屋・村漁業協同組合

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