鳥人間コンテストに秘密兵器

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コンテストに向け、機体の最終調整を行う福井工大生ら=16日、福井市の同大

 福井工大の学生チームが、滋賀県彦根市の琵琶湖東岸で29、30日に開かれる「第40回鳥人間コンテスト2017」の滑空機部門に出場する。3年ぶり5回目の挑戦となる今回は、機体の一部に越前和紙を採用。「伝統と継承」のコンセプトの下、250メートルの大飛行を目指す。

 同部門は高さ10メートルの位置から、動力なしで滑空し飛行距離を競う。同大は11年から4年連続で出場。15、16年は設計図などの書類審査を通過できず、出場を逃していた。これまでの最長記録は13年の134・41メートル。

 今回の機体は昨年開発した「コウノトリ」の改良版「コウノトリ2号」。主翼の長さは18メートルで、重量は約35キロ。

 新たな試みとして、コックピット外装と翼の前縁部に越前和紙を取り入れた。従来のスチレンペーパーに比べ、強度が上がり、安全性が向上した。スチレンペーパーより重さはあるが、翼の骨組みの素材を薄くするなどして全体の軽量化を図った。また尾翼全体を動かせるようにして、操縦性を高めた。

 16日は、OBも含めた約20人が福井市の同大金井講堂に集まり、コンテストに向け、左右のバランスを確かめるなど機体の最終調整を行った。

 プロジェクトチームの代表で同大2年の堀川健斗さん(19)は「2年間出場していない分、開発に時間をかけられた。今年の機体の精度は例年より高い。250メートルは飛びたい」、当日パイロットを務める同大4年の佐藤有起さん(22)は「尾翼が動くことで、機体の性能は高まった。これまでサポートしてくれた人たちに報いたい」と意気込んでいた。同大は29日に出場する。

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