氷見北部2年ぶり栄冠 県中学野球

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 第70回県中学校野球大会最終日は16日、上市町の丸山球場で準決勝と決勝を行い、決勝は氷見北部(高岡1位)が8−4で大門(同3位)を下し、2年ぶり5度目の頂点に立った。県中体連、北日本新聞社主催。

 氷見北部は初回、3番川村の適時打で先制。二回に逆転されたものの、持ち前の攻撃力で着実に得点を重ね、四回に再び逆転した。守っては、三回裏に登板したエース安土が、安定した投球で無失点に抑えた。

 大門は1点を追う二回に2番長谷の適時打などで一挙4得点したが、守備のミスなどでリードを守り切れなかった。

 準決勝は大門が雄山(新川3位)に1−0で完封勝ちした。氷見北部は上滝(富山1位)に8−3で快勝した。

 氷見北部、大門の両チームは8月2、3日に長野県で開かれる北信越大会に出場する。

 ベストマナー賞には雄山が選ばれた。

 ■攻撃力発揮 堅守崩す 好機に強く、長打も放てる氷見北部の攻撃力が、堅守が売りの相手を打ち崩した。4打数4安打の主将、川村は「打って勝つのがこのチーム」と自信を見せた。

 初回に幸先よく先制。しかし、二回に逆転され、厳しい展開に。捕手でもある川村が「流れを自分たちに持っていこう」とナインに呼び掛けると、その声に応えるように得点を重ね、四回に勝ち越しに成功した。

 「鋭い打球を狙った」と話すのは、勝ち越し二塁打を放った1番飯山。甘く入ったスライダーをフルスイングで捉え、打線に勢いをもたらした。「先頭打者として塁に出るのが仕事」と笑みを見せた。

 守備でも相手を封じ込めた。リードを許していた三回裏からマウンドに上がったエース安土。得意のスライダーとカーブを使い分け、無失点に抑えた。「強い気持ちでしっかり自分のピッチングができた」 川村は「優勝はうれしいけど、北信越大会は通過点」と言い切る。チームが見据えるのは、あくまで全国制覇だ。

 (社会部・久保智洋) ■大門 リード守れず 堅い守備が持ち味の大門は、序盤にリードを奪ったものの、氷見北部の攻撃に圧倒され、守り切れなかった。

 エースの前馬は今大会、準決勝までの3試合を1人で投げ、わずか2失点。徳田凌監督も「気持ちが強い」と評価する。決勝でも先発し6回を投げたが、暴投などミスが目立った。直球で追い込んでからの変化球も打ち返された。前馬は「失点するうちに弱気になってしまった」とうつむく。それでも徳田監督は「疲れが出てしまったのだろう。敗れはしたが、北信越大会への切符を得たので上出来だ」とねぎらった。

 攻撃では、二回に安打や盗塁を絡め4点を奪った。主将の吉田は「悔しいが、足を生かして走塁で得点できたことは良かった」と振り返った。

 県大会は準優勝だったが、北信越大会が待っている。前馬は「守備から入ってしっかり勝つ。目指すは全国の舞台」と力を込めた。

 ▽準決勝雄  山  0000000=0  000010×=1大  門(雄)村上−土井(大)前馬−吉田▽二塁打 岩井(大)上  滝  0100200=3  220202×=8氷見北部(上)松浦、永池−奥(氷)安土−川村▽二塁打 大門、鏡内(氷) ▽決勝氷見北部  1013210=8  0400000=4大  門(氷)背戸、安土−川村(大)前馬、高橋−吉田▽三塁打 背戸(氷)▽二塁打 飯山、川村(氷)

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