2つの全国大会へ猛特訓 篠山鳳鳴高かるた部

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全国高校総合文化祭の小倉百人一首かるた部門に出場する(右から)齋藤風太さんと竹見志穂里さん=篠山鳳鳴高校

 兵庫県立篠山鳳鳴高校競技かるた部3年の齋藤風太さん(17)と竹見志穂里さん(17)が、31日に宮城県で開幕する「全国高校総合文化祭小倉百人一首かるた部門」に兵庫県代表チームの一員として挑む。同部は22日に滋賀県で行われる「全国高校小倉百人一首かるた選手権大会」団体戦の切符も8年ぶりに獲得しており、同校OBで競技かるたの元名人位・岸田諭さん(30)の力も借りて、二つの全国大会に向けた猛特訓を続けている。

 齋藤さんと竹見さんは、4月に姫路市であった県大会の個人戦で上位8人に入り、県代表に選ばれた。

 2人は中学生時代に「篠山かるた協会」で腕を磨き合った。中3の秋に競技かるた部のある篠山鳳鳴高への進学を決め、「自分たちの代で強くなろう」と誓い合った。

 竹見さんは先月にソフトボール部を引退するまで兼部で腕を磨いてきたといい、冷静さが持ち味。総合文化祭は昨年に続き2回目の出場で「今年はプレッシャーを感じず全国の舞台を楽しみたい」と力を込める。

 部長として仲間を引っ張ってきた齋藤さんは先月、自転車で転倒し、利き腕の右手首を剥離骨折した。アクシデントにも出場をあきらめず、左手で文字を書いたり箸を持ったりする訓練を重ね、「高校最後の全国大会だから左手でも出る」と意気込む。

 また、部員7人で出場する団体戦に向けては、同校OBで元名人位の岸田さんが昨秋から度々練習に駆けつけ、後輩たちに熱血指導している。

 岸田さんから技術や心構えを学んだ部員らは成長が著しく、団体戦メンバーで3年の三木駿輝さん(18)は「暗記や筋トレなど絶対に強くなる方法を教えてもらった」。小島陸さん(18)も「試合でポジティブに考えられるようになった。全国で活躍して教えてもらった恩返しをしたい」と闘志を燃やす。(尾藤央一)

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