福島で「サルの被ばく」状況報告 霊長類学会大会で研究結果

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 国内の研究者が参加し、福島市で開かれている第33回日本霊長類学会大会第2日は16日、震災被災地のニホンザルの放射線被ばくによる健康影響や生態変化に関する研究結果が発表された。

 日本獣医生命科学大の羽山伸一氏らでつくる研究グループは、福島市の野生ニホンザルの被ばく状況を調査した結果を報告。青森県に生息するサルと比べて白血球や赤血球の数が少なく、一つの可能性として放射線の影響が考えられるとした。

 東北野生動物保護管理センターの宇野壮春氏は相双地方に生息するサルの生態変化を報告した。福島第1原発事故後、民家脇の柿などを求めて群れが山から人家近くまで移動したようだが、群れの頭数が急激に増えたという状況は確認できないとした。最終日の17日は、福島市のコラッセふくしまで人類学関連学会協議会との合同シンポジウムなどが行われる。

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