<楽天転機の4試合>大逆転劇銀次ら奮起

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日本ハム戦の2回、銀次が右前適時打を放ち、6-5と勝ち越す

 東北楽天はパ・リーグのペナントレースを首位で折り返し、18日の日本ハム戦(北海道・函館)から後半戦に挑む。東北楽天の担当記者がチームの転機となった4試合を振り返る。

◎5月17日日本ハム戦@盛岡

 優勝チームには必ずと言っていいほど、その年の戦いを象徴するまさかの大逆転勝ちがある。2001年の近鉄なら北川に代打逆転満塁サヨナラ弾が出て優勝を決めた試合。09年の日本ハムならクライマックスシリーズ第2ステージ、スレッジの逆転満塁サヨナラ弾が飛び出した初戦だろう。

 集中打と形は違うものの、打線が投手を楽にさせる今季の東北楽天らしさを見せた逆転劇が5月17日、盛岡での日本ハム戦。昨年、同じ場所で自己最悪の10失点と、どん底を見た則本が、今年も一回に5失点とつまずいた。それでも岩手出身の銀次らが奮起した。二回に怒濤(どとう)の6適時打、6得点でひっくり返し、エースを救った。

 8年前、スレッジの一発を現場で見たが、野村監督の下、初の日本シリーズ進出を目指した東北楽天にはまさに悪夢だった。冒頭2チームの指揮官は梨田監督。不思議と大逆転弾を呼び込む運気があるだけに、8年分の利子も付けて東北を沸かせてもらいたい。パ・リーグの頂点を争う夏、いや日本一を争う秋ならファンも本望だろう。(金野正之)

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