<楽天転機の4試合>ペゲーロ弾不安一掃

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オリックスとの開幕戦の延長11回、中越えに勝ち越し2ランを放つペゲーロ

 東北楽天はパ・リーグのペナントレースを首位で折り返し、18日の日本ハム戦(北海道・函館)から後半戦に挑む。東北楽天の担当記者がチームの転機となった4試合を振り返る。

◎3月31日オリックス戦@京セラ

 思い返せば、多難な船出だった。開幕直前、先発ローテーション入りが決まっていた安楽が負傷。さらにインフルエンザがチームに流行し、開幕投手の予定だった岸がダウンする。

 「開幕2カードで1勝5敗も覚悟しないと」という悲観的な見方があった中、3月31日の開幕戦のオリックス戦で、その暗雲を吹き払った。

 急きょ開幕投手を務めた美馬が試合をつくり、救援陣が踏ん張る。延長十一回、後に「驚異の2番」と呼ばれるペゲーロが決勝2ランを放ち、劇的勝利を収めた。首位を突っ走る前半戦の流れをつくった。

 危機感がばねになった。梨田監督は試合前のミーティングで「私は過去に指揮した近鉄、日本ハムで就任2年目に優勝している。今年は2年目。付いてきてほしい」と結束を呼び掛けた。選手は一丸となって戦い、延長ではベンチ裏の通路に響くほど「いけるぞ」と大きな声を出し続け、勝利を呼び込んだ。

 後半戦は過密日程が待っているが、開幕戦のように一丸となって乗り切り、歓喜の秋に向かってほしい。(野仲敏勝)

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