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快投 これぞ“侍J” 興南・宮城13K 夏の甲子園沖縄大会決勝

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 興南のマウンドに上がったのは、昨年侍ジャパンU―15に選出され、国際大会に出場した1年生左腕・宮城大弥だった。

 準決勝までに打者50人に対し21奪三振を記録。重圧のかかる決勝の舞台でも、力強い投球を見せつけ、九回の三者連続を含め、美来工科から13個の三振を奪った。1失点での完投。強力打線を寄せ付けない圧巻の内容だった。

 序盤から140キロ超の直球と多彩な変化球で厳しいコースを攻め続けた。右打者には外角中心に、左打者にはスライダーで外に逃げる投球を意識した。1年生とは思えない落ち着いたマウンドさばきで7安打に抑え、最少失点にとどめた。

 これまで継投策で勝ち抜いてきた興南だが「完投能力もあり、後半になるにつれてリズムが良かった」(我喜屋優監督)と最終回のマウンドにも宮城が立った。「全力で、三振を狙う」と疲れを感じさせない投球で投げ切った。

 美来工科の眞玉橋元博監督は「あんなにいい投球されると安打が出ない」と感服した。

 侍ジャパンU―15の経験で大きな自信を得て、高校1年で甲子園に出場を決めた。「3年生が笑って卒業できるように最高の甲子園にしたい」と力を込めた。

 (屋嘉部長将)

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