昭和20-50年代よみがえる記憶  国府で写真展

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昭和30年代の地元のマラソン大会などを伝える古写真が並ぶ会場=16日、鳥取市国府町町屋の因幡万葉歴史館

 旧国府町の暮らしの姿をたどる写真展「国府、写真帖(ちょう)」が鳥取市国府町町屋の因幡万葉歴史館で開かれている。昭和20~50年代に撮影された約100点が並び、往時の記憶を呼び起こす展示になっている。10月1日まで。

 市民に古里を見詰め直してもらおうと、市文化財団などが企画。地元の住民や小学校、公民館などから古い写真を収集した。

 棚田を縫うように走る路線バスや牛にすきを引かせる耕作の写真は、昭和30年代の懐かしい農村の様子が分かる内容。大雨で町屋橋(現国府橋)が崩落した1959年の伊勢湾台風、住宅の1階部分が雪で埋まった64年の豪雪を捉えた写真は、いずれも自然災害の脅威を伝えている。

 62年の旧国府町役場の完成式のほか、昭和30年代のマラソン大会、昭和50年代の中学校の運動会などを切り取った写真も目を引く。

 野崎欽五副館長(58)は「思い出に浸ったり、地域を考えるきっかけになれば」と話している。(田村彰彦)

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