美波でDMVの体験試乗会 住民ら乗り心地確認

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 鉄路と道路の両方で走行できる車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」が16日、世界初の導入を目指す阿佐東線(海陽町—高知県東洋町)が走る海部郡にお目見えした。来年1月まで徳島、高知両県で開かれる催し会場などで活用され、機運を盛り上げる。初日はセレモニーや試乗会があり、大勢の人が詰め掛けた。

 宍喰駅(海陽町)であったセレモニーには、飯泉嘉門知事や前田惠町長ら関係者約30人のほか、車両を一目見ようと地域住民ら約100人が集まった。知事が「多くの人にDMVを身近に感じてもらい、一日でも早く導入につなげたい」とあいさつした後、テープカットした。

 この後、美波町で試乗会が開かれた。多くの人が訪れていたため、予定の3回から4回に増やして対応。日和佐川沿いの県道など約14キロを巡り、計80人が乗り心地を確かめた。

 家族4人で乗った溝口聡子さん(42)=海陽町大里、高校教員=は「見た目はバスみたいなのに、レール上を走れるなんてびっくり。地域の交通手段として活躍することを期待したい」と話した。

 22日には、那賀町吉野の川口ダム自然エネルギーミュージアムで試乗会がある。8月5、6両日は阿佐東線自然体験ツアーの一環として乗車できる。

 DMVは、JR北海道から試作車両を借りた。県は12年、この試作車両を使って実証走行しており、県内に登場するのは5年ぶり。県や阿佐海岸鉄道は、2020年7月の東京五輪までの運行開始を計画している。

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