手足口病が全国で流行中、注意を

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手足口病では、手のひらや足の裏などに水疱ができる

 手足口病は夏かぜの一種で、毎年7月ごろから流行することが多いです。しかし、今年は6月ごろから全国各地で流行しており、福井県内でも増加しています。比較的大きな流行になりそうなので、注意が必要です。

  ⇒【はしかも各地で流行】

 感染すると、手のひら、ひざ、足のうら、お尻などに小さな水ぶくれができます。口の中にも水ぶくれができ、ひどくなると痛みで食事ができないことも。発病時に高い熱がでることもあります。

 たいていは軽い症状ですみますが、高熱が続く時、吐いてぐったりしている時などは医療機関を受診してください。

■ウイルスが原因、自然に治る

 自然に治るウイルスによる病気なので、飲み薬は必要ありません。手足の水ぶくれにもぬり薬などは不要です。

 口の中の水ぶくれがひどい場合は、すっぱい食べ物や硬い食べ物は避けたほうがよいでしょう。プリンやゼリー、冷めたおじやなど、軟らかくてしみないものをあげてください。熱が高いときや口内の痛みが強い時は、飲み薬や座薬(アセトアミノフェン)を使います。一度かかっても、またかかることがあります。

 まれに数週間後に爪がはがれたり変形したりしますが、自然に治るので心配ありません。

■くしゃみや手の接触でうつる

 くしゃみなどのしぶきや手の接触でうつります。こまめな手洗いや、タオルを共用しないことが大事です。手足に水ぶくれがあっても保育園に行って構いません(医療機関からの出席許可証などは不要です)。ただ、熱が高い時や、口の中の痛みのひどい時は休んでくださいね。(福原君栄/福井市・ふくはら小児科院長)

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 乳幼児を中心に、口の中や手、足に発疹が出る「手足口病」の患者数が6月25日までの1週間で1医療機関当たり2・41人となり、昨年同時期に比べて約6倍と大幅に増えていることが、国立感染症研究所の調べで分かった。

 手足口病は例年夏にピークを迎えるが、今年は大流行した2011年や15年に似たペースで増加している。

 全国約3千カ所の小児科定点医療機関からの報告によると、都道府県別では高知(11・7人)鳥取(8・89人)香川(7・14人)滋賀(6・91人)と西日本を中心に患者が多く、東日本では秋田(1・89人)や東京(1・72人)が比較的多かった。福井は2・5人。昨年同時期は全国で0・41人だった。

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