【C大阪 1-3 セビージャ│採点&寸評】小兵FWと天才ガンソが魅せる! セレッソは福満が一矢報いたが…

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[2017 Jリーグプレシーズンマッチ StubHub ワールドマッチ]C大阪1-3セビージャ/7月17日/ヤンマー
 
【チーム採点・寸評】
C大阪 5.5
攻守ともにセビージャに上回られ、主導権を握られた。後半は選手交代を機に反撃に出るも、1点を返すのが精一杯。1-3というスコア以上に実力の差を見せ付けられた。
 
【C大阪|採点・寸評】
GK
21 キム・ジンヒョン 5.5
39分にはバスケスの至近距離からのヘッドを右手一本でストップ。それ以外にも好セーブを連発した。ただ43分にモントーヤのミドルを前にこぼし、ベン・ヤーデルに決められた。55分にはやや可哀そうな判定ながらPKを献上。ロスタイムにも被弾し、3失点と悔いの残る結果となった。
 
DF
2 松田 陸 5(71分OUT)
マッチアップしたサラビアに翻弄された。得意のオーバーラップを仕掛けられた回数はわずか。良さを出せぬままピッチを後にした。
 
14 丸橋祐介 5.5(63分OUT)
試合立ち上がりは柿谷とのコンビネーションで左サイドを崩しにかかった。しかし、徐々に守備に追われ、自陣に押し込まれた。期待されたプレースキックの精度もイマイチだった。
 
22 マテイ・ヨニッチ 5.5
フィジカル勝負ではセビージャ攻撃陣と互角に渡り合った。だが、ベン・ヤーデルのスピードには苦慮。何度か裏を取られた。

23 山下達也 4.5
クロスへの対応は悪くなかった。一方でカバーリングが一歩遅れるシーンがあり、後半ロスタイムには中途半端なプレーで3点目を与えてしまった。
 
 MF
10 山口 蛍 5.5
中盤で積極的にプレッシャーをかけたが、球際の勝負で負けることが多かった。後半からはアンカーとしてプレーするもバランス取りに苦心した。前への意識が高まったのは試合終盤の短い時間だけだった。
 
15 木本恭生 5(HT OUT)
ボランチで先発起用されるもセビージャの早いパス回しに付いていけなかった。アピールできぬままハーフタイムで交代となった。
 

16 水沼宏太 5.5(63分OUT)
3分のヘッド、43分の左足のシュートと2度の決定機を迎えながら決められず。中盤でのハードワークは評価したいが……。
 
24 山村和也 5.5(63分OUT)
ボールをキープできず、トップ下として機能しなかった。後半からは最終ラインに下がり、ハイボールを撥ね返した。

FW
8 柿谷曜一朗 5.5(63分OUT)
キレのあるドリブルで“らしさ”は見せたものの、持続せず。後半は最前線にポジションを移したが、ボールに絡めなかった。
 
9 杉本健勇 6(71分OUT)
16分にはゴール前で上手く反転して鋭いシュートを放つなど、前半のパフォーマンスはまずまず。後半は足が止まり、存在感が希薄になった。
 
交代出場
MF
17 福満隆貴 6.5(HT IN)
後半頭から登場し、カウンターの機会を窺った。57分には丸橋にスルーパスを通してチャンスを演出。80分には一矢報いるゴールを決めた。

DF
4 藤本康太 6(63分IN)
本職のCBではなくボランチとしてプレー。69分にはガンソからボールを奪い、前線にスルーパスを送るなど中盤の強度を上げた。
 
DF
5 田中裕介 5.5(63分IN)
カウンター時には積極的に攻め上がりボールを要求した。半面、その裏を狙われる場面もあった。

MF
7 関口訓充 6(63分IN)
80分にはR・サントスに的確にパスを送り、ゴールにつなげた。攻撃の良いアクセント役となった。

FW
19  澤上竜二 5.5(63分IN)
前線で起点になろうと奮闘。しかし、ハイボールの競り合いでは分が悪く、イメージ通りの働きはできなかった。
 
FW
11 リカルド・サントス 6(71分IN)
ピッチに入った直後に相手最終ラインの裏を突くなど、ボールを引き出した。80分には関口のパスに抜け出して福満のゴールをお膳立てした。
 
MF
20 酒本憲幸 5.5(71分IN)
右サイドから数本クロスを送るも相手DFに当ててしまった。攻撃を加速させることはできず。

監督
ユン・ジョンファン 5
堅守速攻スタイルで局面の打開を狙ったが、自慢の守備が通用しなかった。後半からはシステムを変えるも打開策にはならず。

【PHOTO】セレッソ大阪×セビージャの美女サポーターたち
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

【チーム|採点・寸評】
セビージャ 6.5
ベリッソ新監督はサンパオリ前監督と似たコンセプトを目指しながらも、縦志向をやや弱め、ポゼッションを大事にしている印象。キャンプインから間もなくコンディションが不十分なうえ、慣れない日本の高温多湿の中でも、しっかり3ゴールを決めて勝ち切った。
 
【セビージャ|採点・寸評】
[GK]
1 セルヒオ・リコ 6
開始早々のシュートをしっかり弾くなど、数少ないセーブ機会で安定していた。失点シーンは1対1でほぼノーチャンス。
 
[DF]
24 ガブリエル・メルカド 6(HT OUT)
攻撃時は深くまで上がってクロスを狙う。守備では柿谷に仕事をさせなかった。
 
21 ニコラス・パレハ 6(HT OUT)
杉本を注意深く見て、ほとんどチャンスを与えなかった。エヌゾンジが下がったときは少し開いてビルドアップに参加する。
 
6 ダニエウ・カリーソ 6.5
鋭いタックルで守備を引き締め、正確な縦パスで攻撃にも変化を付けた。ボランチもこなすが、新シーズンはCB起用か。
 
18 セルヒオ・エスクデロ 6
攻撃時には縦ではなく中に入ってインサイドハーフのように振る舞い、細かい連携に絡む。
35分には無回転ミドルで相手ゴールを強襲した。
 
[MF]
15 ステベン・エヌゾンジ 6.5(62分OUT)
序盤はレフェリングに苛立ちを隠さずも、徐々に落ち着きを取り戻す。正確な繋ぎと懐の深いボールキープで敵を翻弄し、さすがの存在感を放った。
 
7 ミカエル・クローン=デーリ  6(61分OUT)
2列目から3列目を縦横無尽に走り回り、攻守の潤滑油として機能。新シーズンは大いに期待できそうだ。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

22 フランコ・バスケス 6(HT OUT)
守備の局面でも攻め残るなど実質的にトップ下として振る舞う。ヒールキックやループなど随所で技術と創造性を見せた。
 
[FW]
14 ワルテル・モントージャ 5.5(HT OUT)
縦回転のミドルが先制ゴールに繋がる。ただ、それ以外はボールタッチが多いわりに大きなチャンスは作り出せなかった。
 
MAN OF THE MATCH
21 ウィサム・ベン・ヤーデル 7(61分OUT)
気の利いたポストワークで攻撃の起点に。42分にGKが弾いたボールを見逃さず先制点を奪えば、55分にはPKも冷静に沈めた。
 
17 パブロ・サラビア  6
左サイドに入った前半は鋭い突破で松田を翻弄。後半は右サイドに回ったが、疲れからかややキレを失った。
 
[交代出場]
2 セバスティアン・コルシア 5.5(HT IN)
スピードとパワーで右サイドを防衛。ただ、クロスはやや精度を欠いた。
 
5 クレマン・ラングレ 5.5(HT IN)
パレホに代わってCBに。身体能力でカバーしたが、ポジショニングが的確ではない場面が散見された。
 
11 ホアキン・コレア  6(HT IN)
左サイドに入る。ガンソのパスに抜け出して倒れて、PKを奪う。
 
19 ガンソ 6.5(HT IN)
アウトサイドやノールックのスルーパスで魅せるなど、やはり攻撃センスは図抜けていた。53分には美しいロングレンジのパスを通して、PK奪取に繋げた。
 
8 ギド・ピサ―ロ 5(62分IN)
エヌゾンジに代わってアンカーに。80分に中途半端な対応で空中戦に敗れ、そこから失点した。
 
10 エベル・バネガ 5.5(62分IN)
インテルからわずか1年で復帰した司令塔だが、期待された決定的チャンスの創出はできなかった。
 
9 ルイス・ムリエル 6.5(62分IN)
91分に一瞬の隙を見逃さず山下の後方から足を出して、3点目を流し込んだ。クラブ史上最高額の2000万ユーロで加入した新エース候補が初陣でアピールに成功した。
 
監督
エドゥアルド ベリッソ 6.5
サンパオリ前監督も信奉するビエルサの弟子らしく、ボールの位置や状況によって布陣を微調整する。新シーズン開幕までにどこまで精度を上げられるか。

取材・文:C大阪・本田健介(サッカーダイジェスト)/セビージャ・白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

 

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