「青い目の人形」送り主の孫、滋賀でミュージカル楽しむ

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笑顔でミュージカルを楽しむギューリック夫妻(前列右と中央)=甲賀市甲南町・忍の里プララ

 戦前、日本に友好の架け橋として「青い目の人形」を全国各地に贈った宣教師の子孫が来日、16日に贈り先の一つである滋賀県甲賀市甲南町を訪れ、地元のNPO法人がミュージカルで歓迎した。

 宣教師シドニー・ギューリック博士の孫、ギューリック3世夫妻が訪れた。夫妻が昨年2月、ギューリック博士の人形が残る甲南第二小へ、妹分となる「ナンシーちゃん」を贈った縁で、同市を初めて訪れた。

 「忍の里プララ」であった催しでは、県内に残る4体の人形の紹介があり、甲南第二小の「メリーさん」は若い女性教諭が倉庫で大切に保管したため焼却を免れたとのエピソードが披露された。

 夫妻はミュージカルを笑顔で鑑賞し、閉幕後には妻のフランシスさん(76)が「とても感動した」とあいさつ。ギューリック3世さん(80)は「人形が日米に友情と平和をもたらした」と述べた。ギューリック博士を演じた役者を指して「おじいちゃんに会えてよかった」とも話し、会場は笑いに包まれた。

 夫妻は17日に甲南第二小を訪れる予定だ。

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