【香港】保険業界はフィンテック活用を、保監局[金融]

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香港保険業の新監督機関、保険業監管局(保監局)の鄭慕智(モーゼス・チェン)主席はこのほど、香港の保険会社に対し、フィンテック(IT技術を融合した金融サービス)の活用を促した。17日付サウスチャイナ・モーニングポストが伝えた。

鄭主席は、「保険業界でのフィンテック普及に非常に関心がある。当局が主導的な役割を果たすわけではないが、保険業界がテクノロジーを活用してサービス強化やリスク管理を行うのを手助けする計画だ」と述べた。

香港保険業界でのIT利用は今後、急速に進みそうだ。香港のパシフィック・センチュリー・グループ(PCG)の保険部門、富衛集団(FWDグループ)は今後5年でインステック(保険とITの融合)の発展に5億HKドル(約72億円)を投じる予定。この額は、過去3年にわたる同分野への投資額の5倍以上に上るという。主に◇モバイルサービス◇モノのインターネット(IoT)◇ビッグデータ——の3分野に投じる。

ドイツ保険大手アリアンツは、商品の設計や保険金請求への対応にビッグデータを利用している。ビッグデータを使うことで、健康的な生活習慣を持つ人の保険料を下げることも可能。同社のジョージ・サルトレル・アジア太平洋担当最高経営責任者(CEO)は、「新しいテクノロジーを持つハイテク企業が保険業界に進出しており、従来の保険会社は困難に直面している。だからこそ、われわれはアジアでの事業モデルのデジタル化を重要視している」と述べた。

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