群馬大 2年ぶりに修練施設認定 肝胆膵外科学会

 群馬大医学部附属病院(前橋市)が、高難度の手術を担うための日本肝胆膵(すい)外科学会の「修練施設」に2年ぶりに認定され、学会が近く公表する見通しであることが13日、分かった。同病院は、腹腔(ふくくう)鏡などの手術を受けた患者が相次いで死亡した問題の影響で認定を取り消されたが、その後の医療安全への取り組みが評価された。

 修練施設は、肝胆膵(肝臓、胆道、膵臓)のがん手術で高い技術がある医療機関で、専門医を育成する役割を担う。認定のためには手術実績のほか、指導医や専門医が常勤するなど教育体制が充実していることも必要となる。

 群馬大病院は問題発覚後、2015年4月に旧第1、第2外科を統合し、外科診療センターを発足。肝胆膵外科診療科長に、九州大大学院准教授だった調(しらべ)憲氏が就任し、手術の安全性向上や組織のガバナンス(統治)強化を進めてきた。

 一方、学会は群馬大病院と同時期に済生会前橋病院(前橋市)も修練施設として認定し、近く公表される見通し。同病院は昨年、90例の高難度の肝胆膵手術を手掛けている。県内ではほかに、前橋赤十字病院も修練施設に認定されている。

あなたにおすすめ