高校生大使ら被爆者と交流

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 核廃絶を求める署名を国連に届けている高校生平和大使と高校生1万人署名活動実行委のメンバー11人が16日、長崎市三ツ山町の恵の丘長崎原爆ホームを訪問した。被爆体験を聞いたり、「被爆劇」を鑑賞したりして交流を深めた。

 交流会では、15歳の時に同市の立山町で被爆した松田猛さん(87)の体験を職員が代読。瀕死(ひんし)の状態の女性に水を与えてしまったことから、償いの思いを抱えて生きてきたことなどが紹介された。

 同ホームの入所者の体験を題材に、1995年から続けている「被爆劇」も上演。ホームで暮らす被爆者10人と職員計17人が、11歳の時に現在の長崎市石神町で被爆した本多シズ子さん(83)の体験を演じた。

 劇では原爆の後遺症で髪の毛が抜け落ち、学校でいじめの標的にされたなどの苦難を乗り越えてきた本多さんの人生を表現。最後に「私たち被爆者の体験と思いを後世に語り継いでください」と呼び掛けた。

 第20代高校生平和大使で、県立長崎東高2年の溝口祥帆さん(16)は「平和の大切さを全身全霊で伝えようとする姿に感動した。これからの活動をさらに頑張りたいと思った」と話した。

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